カップやきそ部活動記録 #16 禁断のまぜそば解禁！

ついに恐れていたことが起こってしまった。。。

我が「やきそ部」（通称「そ部」）は未食のカップ焼そばをひたすら追い求める縛りを入れて活動していたのだが、

1年以上の活動にて、ほぼ市場で見かけるカップ焼そば全種類を食い尽くしてしまったのである。

カップ焼そばは寒い季節になると新製品が少なくなることも災いしているとはいえ、毎月、新旧製品織り交ぜ10種類以上を食し、累計で150種類近く食ってるのだから、そりゃあネタも枯渇する。

このままでは部が存続の危機に瀕してしまうではないか。

そんなわけで、ついに今回から「まぜそば」を解禁する英断に踏み切った！

部員からは「今までまぜそば買ってきたらクソ怒ったくせに」と相当な突き上げを食らったが、背に腹は買えられぬ。

大体いままでだって「日清焼そばU.F.O. 油そば ラー油マヨカップ」なんて商品もあって、垣根があってないようなもんだろうが。

出されたものは食う、それだけだ。

いつもどおり粛々と黙々と調理中。。

「やきそ部」第16回 セットリスト（2020年1月24日）

第16回のセットリストは以下のとおり。

レビュアー

正規部員（4名）

内海、田村、辻仲、菊地

V.I.P（3名）※正規部員ではないので仮名かつモザイク

1人目：山ロ（やまろ・仮名・写真左）
懲りずに2回目の参加となる理論派のスーパーエンジニア。たぶんドM。
コメントにキレがあり、前回、とある焼そばを食し「地下鉄の味がする」という名言を残した天才。つまり彼は地下鉄を食ったことがある。

2人目：しみけん（仮名・写真真ん中）＜初＞
初参加。かねてより「そ部」に興味はあったものの、「みんなの箸が直箸かどうかが気になって」とか「身体に悪そうだから…」という細かい理由で二の足を踏んでいた「ミスター神経質」。
彼のためいつもより箸を多めに用意した。

3人目：Man-Ya!（まんや・仮名・写真右）＜初＞
寡黙で謎多き男。
パックマンの4匹目のオバケと同じくらい行動が読めない。
辻仲と同期入社で次期正規部員候補。
本当は前回から参加予定だったが、開催当日にそれを忘れて一人で昼飯を食っていたため不参加になった。リマインド必須マン。

①マルちゃん がんばれ！受験生 俺の塩 丸鶏だし塩焼そば(東洋水産)

2020年元旦に発売した、商品名の通り受験生向けの縁起担ぎ商品。

普段「俺の塩」はあまり見かけないが、これは入手しやすかった。

濃い味を高評価しがちなメンバーからは無難or低評価。山ロのみ「いままでで食べた塩の中で最も旨い」と高評価。

②鶴橋風月 極太焼きそば(日清食品)

大阪・鶴橋に本店を置く、お好み焼き・焼きそばの飲食店「鶴橋風月」とのコラボ商品。
大阪出身の属に言う「でんがなまんがな」である田村と辻仲からは「所詮は風月でっしゃろ？」とテンション低め。

粉もの屋に一家言ある彼らにとって、大手チェーンは響かないようで、評価も辛めに。

商品としては珍しい平打ち麺。ソースは淡白でフルーティかつ上品な甘さだが、酸味がなくやや物足りない

③一平ちゃん 夜店の焼そば大盛おまけの3倍からしマヨ付き(明星食品)

セブンイレブン限定品。

セブンは時折、既存定番商品にちょい足ししたこういった新商品を出すのでチェックは欠かせない。

このように、からしが多い！

食してみたところ、想定以上にからし要素が強く、かきこんだ瞬間に咽る者も。

しかしこの辛さが後を引く旨さで、どんどん食欲が増していった。高評価。

④ソース焼そば（co-op）

co-opのPB商品で、東洋水産のOEM品。商品名もド直球。

生協と言えば安心安全というイメージがあるので、恐らく可も不可もない無難な味かと思いきや、以外にソースが濃く、酸味の主張が強かった。

とはいえ、いかにもPBっぽい味という評価。

⑤キャベツたっぷりソース焼そば（co-op）

こちらもco-opのPB商品で、同じく東洋水産のOEM品。

一見、④と同じものにキャベツを入れただけでさほど違いはないかと思いきや、④より酸味が抑えられ、味全体がマイルドになり、味が全然違っている。

しかしこちらもPBっぽい無難さ加減。

⑥MEGA 鶏 濃厚鶏まぜそば（エースコック）

パッケージデザインが秀逸。

発売時にコンビニの棚でやたら推されていたのもあり、エースコック的にも相当な自信作だったのではないかと推測。

食してビックリ、なんとフライドチキンの味が口いっぱいに広がるではないか。

そのジャンキーな味のインパクトは相当であったが、インパクトが強すぎて「ひと口だけなら最高に旨い。だけどもう満足」と評される結果に。

⑦チャルメラ 福岡ゆずすこ ゆず香る鶏しおまぜそば（明星食品）

明星食品の看板「チャルメラ」の名を冠したまぜそば。私はてっきり「ゆずすこ」という言葉の「すこ」は5ch用語の「すこ」（好き）の意かと思いきや、柚子胡椒味のソースの商品名だったとは知らなかった。

食したところ、商品名の通りゆずの良い香りが強く立ち上るものの、もはや口が全てゆずといった味わい。

その香りと塩味の麺とがマッチせず、一同はこの商品をあまり すこ ではなかった様子。

⑧千里眼監修 まぜそば 大盛 超絶ニンニクザンマイ(明星食品)

二郎インスパイア系リアル店舗とのコラボ商品。

前回も話題になったが、コラボ商品を評価する際は「原作の再現度」をポイントにすべきである。しかし、今回はメンバーの誰も原作を知らなかった。。。

ガッツリとした太麺のボリュームとコッテリ油、ニンニクブーストを期待したが、意外に上品に仕上がっており、これ系の商品でよくある「冷めたら激○ズ」ということもなかった。

評価は二手に分かれ、正規部員の評価は辛く、VIPの評価がやや高めに。

⑨岐阜タンメン監修 まぜそば 旨塩だれ（寿がきや）

新製品でもなんでもないのに、なぜか私（内海）の近所のローソンにポツンと置かれていた一品。

買う時になぜかPOSレジが通らず、店員さんが首を傾げながら四苦八苦したのを記憶している（10分ほど待たされ結局新規登録して通った模様）。

ひと口食してビックリドッキリ、一同から発した言葉は「ペペロンチーノ！」であった。

ニンニクの効き具合は「千里眼」よりマシマシで、麺だけがいわゆるカップ麺の細麺の体だが、味はもうペペロンそのもの。これが意外に高評価。

⑩たらこ味焼そばモッチッチ だし塩仕立て（エースコック）

独特な食感で人気のシリーズ新製品。

たらこはカップ焼そばのフレーバーとしては、それだけで「美味しいことが確定」してしまうため、やや卑怯というのが「そ部」での常識。

私はモチモチというより「ふわふわ」な食感だと思っているので、商品名は「ふっわっわ」にすべきと主張したい。

本商品では、たらこは旨いに決まってるし、このシリーズは過去総じて高評価なので今回も安定。

⑪ペヤング 牛タン塩やきそば（まるか食品）

過去の「そ部」では様々な牛タン焼そばを食してきたが、総じて評価が厳しめ。王者ペヤングがこの難しいテーマに挑むのだからこれは期待せずにはいられない。

ペヤングは物珍しげな変化球と、ガチ勝負の商品を出す二面性が魅力だと思っているが、これは後者の方である。

あの牛タン焼き肉の香りと味が、臭みもなく、油っぽ過ぎることもなく再現されており、一同から「これうまっ！」の言葉が飛び交うことに。

王者の風格を見せつけた一品。

実食中。決して楽しそうにしてはいけない掟

⑫＜番外編＞飲むおにぎり 梅こんぶ・梅かつお(ヨコオデイリーフーズ)

菊地部員がネットでたまたま見かけ、面白そうだから「そ部」で試そうということで持ってきた。

コラ菊地部員、悪いけどそういう部じゃねーっつの。

興味のある方に味を説明すると、「飲むおにぎり」というだけあって液体の割合が多く、その中に、雑炊よりもハッキリした米粒の存在がある。

液体は意外にさらっとしており、肝心なその味はいわゆる「甘めの海苔の佃煮」（そこに梅もしくはかつお風味をプラスしたもの）であった。

番外編につき評価は差し控えるものとする。。。

次回#17は2020年2月26日開催を予定。
それまで総員、人一倍健康に留意せよ。

実食数累計：157個

＜やきそ部 部長：内海＞